緑肥作物の種はいつ蒔けばよいのか?
まず、結論からお伝えすると、緑肥作物の種を蒔くのに適した時期は【秋】または【早春】です。
この記事では、はじめて自然菜園づくりをする方に向けて、
なぜ緑肥作物が必要なのか、草マルチをするのはなぜかをお伝えします。
緑肥作物とは
緑肥作物とは、土を元気にするための作物のことです。
栽培して、作物を収穫せずにそのまま土にすき込むことにより、土の中で分解され、腐植し、土壌を非常に良い状態に変えていきます。
緑肥作物が必要な理由とは
緑肥作物が必要とされる理由は
- 草マルチとして使える
- 自然堆肥になる
- 根っこが土を軟らかくしてくれる
では、次から順番に説明していきます。
草マルチとして使える
生長した緑肥作物は【草マルチ】として利用します。
草マルチとは、刈った草を野菜の周りに敷くことを言います。
そうすることで、「防暑」「保湿」「保温」の効果があり、
野菜の生長を手助けしてくれます。
また、草マルチをすることで、多くの微生物や虫のすみかを作ることになります。
微生物や虫は豊かな土作りには欠かせない存在です。
自然堆肥になる
緑肥作物は自然堆肥になります。
刈った草を草マルチとして、野菜の周りに敷きます。
そして、上に米ぬか等をまくだけで簡単に自然堆肥になります。
米ぬかは微生物の餌となり、多様な菌を繁殖させます。
そして、草が発酵・分解することにより、畝で自然堆肥を作ることができます。
根っこが土を軟らかくしてくれる
緑肥作物を畑で生やすことにより、土を軟らかくしてくれます。
なぜなら、緑肥作物の根っこが伸びるからです。
緑肥作物の種を蒔くのにおすすめの場所は「畑の通路」です。
畑の通路は踏み固められやすく、土が硬くなりやすい箇所です。
そこに、緑肥作物を植えて生長させることにより、土が軟らかくなり、野菜が通路まで根を伸ばすことができるようになります。
ただし、緑肥作物の種を蒔いた後はあまり踏まないように注意しましょう。
まとめ
結論を言うと、緑肥作物の種を蒔くのに適した時期は【秋】または【早春】です。
緑肥作物を畑に植え、【草マルチ】【自然堆肥】【土の固結対策】として活用しましょう。
私がおすすめの緑肥作物はこちらです。
【エン麦】
【オーチャードグラス】
【赤クローバー】
【クリムソンクローバー】