はーい!今回からお金について学んでいきましょう。
今回のテーマは【預金】についてです。
これから資産形成をはじめようと考えている人は是非知っておいていただきたい内容になっています。
資産形成が大事なんだって!
残ったお金は全額投資するぞー。
ちょっと待ってよー!リーマンくん
預金はちゃんとしてるの?
そんなのほとんどありませんよ!
預金してもお金増えませんし!
今の時代は投資でしょ。
投資は大事なことですが・・・・・・。
預金を持たずに投資をするのは
ゲームで言うとライフがほぼない状態で敵に挑むみたいなものですよ。
いやいや、ライフほぼない状態で敵に挑むやついないでしょ。
皆さんはこの会話どう思われますか。
「いやいや、そんなアホな人おらんやろ」って。
でも、実際に情報に流されやすい人って結構いてるんですよ。
投資がいいよと言われれば投資を始め、FXがいいと言われたらFXを始め。
何もわからないまま、何でも始めて結果失敗に終わってしまう。
リーマンくんは預金をほぼ持たない状況で資産形成に投資を始めようとしていますが、預金額はいくらあれば十分だと思いますか?
私が提案する理想の預金額は生活費の【5ヶ月分】です。
どうして5ヶ月分なのか?!
それは、次の仕事が6ヶ月間見つからなくても生活できる分のお金だからです。
まずは自分の生活を6ヶ月間守れる5ヶ月分の生活費の預金を作りましょう。
どうして預金は必要なのか?
近年、資産運用やNISAなどに注目が集まり、
「お金を働かせなさい」「預金をしてもお金が増えない」という言葉を耳にしている人も多いのではないでしょうか。
確かにお金を銀行に預金していても金利は雀の涙ほど。
全くといって増えません!!
では、どうして預金が必要なのか。
それは、緊急事態に備えて生活を守るための費用だからです。
預金ゼロの人、
病気できません!
冠婚葬祭出席できません!
仕事やめられません!
『預金がないと急な出費に対応ができない』と言うことです。
急にお金が必要になったとき【投資】や【保険】がいつ手元に入るか知っていますか。
【株投資】売り注文が約定されてから3営業日目に受け渡し。
【投資信託】ファンドによって異なりますが通常4~8営業日。(各ファンドの目論見書などでご確認ください。)
【保険金・給付金】書類を提出してから5営業日ぐらい。
【失業保険】会社都合退職で約1ヶ月後、自己都合退職なら2ヶ月以上あと。
今すぐお金が必要なのに手元にないと困りますよね。
ですので、緊急時にすぐ使えるお金”預金”はとっても必要になります。
どうして生活費5ヶ月分なのか?
ここから、どうして”5ヶ月分”なのかについて説明していきます。
給料が長期間なくなる時とは”失業”したときになります。
それも自分から辞めた”自己都合退職”のときです。
失業したとしても今は6ヶ月あれば選り好みをしなければ再就職先が見つかります。
なぜなら、令和5年4月の有効求人倍率(厚生労働省発表)は1.32倍で1人に1件以上の求人がある状態が続いているからです。
近年は人材不足で企業は本当に人を欲しています。
ですので、6ヶ月真剣に就活をすれば大抵の人は再就職先が見つかります。
そこで、失業してから再就職先の初給料までの期間6ヶ月分を預金から補う必要があります。
失業と言えば【失業保険】
自己都合退職の失業保険の入金は”2ヶ月以上あと”でしたよね。
ですので、失業保険をもらえるまでの3ヶ月分の生活費が全額預金から補われます。
次に、失業保険のもらえる金額は「目安ですが前職給与の45%~80%」
もらっていた給料が低いほど%が高くなります。
前給与の55%もらえるとしたら、45%分を預金から補うことになります。
45%が3ヶ月で約1.5ヶ月分の生活費が預金から補われます。
これで4.5ヶ月分が預金から補われました。
あとの0.5ヶ月分は国民年金や国民健康保険料など必要なお金に使います。
これらの理由で預金は5ヶ月分必要になります。
”自分は自己都合退職をしません”と言う人は必要な預金額を3ヶ月分までにできます。
しかし、万が一にも備えて生活費の5ヶ月分は預金しておくことはおすすめします。
まとめ
最後に”まとめ”しておきます。
理由1.資産形成のお金は引き出すのに時間がかかるため、緊急時にすぐに使えない。
理由2.自己都合による失業をしても、資産形成のお金を崩さずに6ヶ月は生活していける。
だから、資産形成をはじめる人はまず、生活費5ヶ月分を預金して自分の生活を守るお金を先に貯めましょう。
それでも今すぐ資産形成をはじめたい人は預金7:投資3など預金の割合を多めに資産形成をはじめることをおすすめします。
以上、今回の預金の話はこれで終わります。